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2016年5月7日(土)

国の支援 待ち望む

熊本地震 納屋倒壊 営農できず

田村貴昭議員 被災3市町を調査

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 日本共産党の田村貴昭衆院議員、山本伸裕熊本県議、笹本さえ子八代市議らは5日、熊本地震で被害を受けた同県八代市、氷川、嘉島両町を調査し、要望を聞いて回りました。


写真

(写真)農家の人から話をきく(右から)山本、田村、笹本の各氏=5日、熊本県氷川町

 氷川町では、農家の納屋の倒壊や農地液状化など農業への被害が問題となっています。

 田村氏は、被災した農家から話を聞き、現地を視察しました。役場で藤本一臣町長らと懇談しました。

 藤本町長は「農地や納屋などの農業施設に甚大な被害が出ているが、支援策の方針が打ち出されていないと思う。農家にとって納屋がないと農業が営めない。早く方針を打ち出してほしい」と訴えました。

 田村氏は「全県の問題でもあるので、特別支援を国に求めていきたい」と応じました。

 八代市では、4月16日の本震で、市役所の庁舎全体にヒビが発生。倒壊の危険性が高いと判断され、封鎖されました。役所機能は市内各所に分散しています。田村氏は庁舎を回り、被害状況をみました。庁舎には床や壁の至る所に亀裂が走っていました。

 担当者と懇談後、田村氏は、「庁舎が被災者救援の一番のとりでであるので、特別な財政支援が必要。全面的にバックアップできるよう国に求めていく」と話しました。

 嘉島町では、荒木泰臣町長と懇談。田村氏は、被害状況を聞き取り、「補正予算の質疑などに生かしていきたい」と述べ、山本県議は「超党派で協力して、議会としても力添えをしていきます」と表明しました。

 (齋藤和紀)

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