2016年4月29日(金)
小池書記局長ら被災地見舞う
義援金渡し要望聞き取る
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日本共産党の小池晃書記局長は28日、熊本地震で2度にわたる震度7の揺れに襲われ、大きな被害が出た熊本県益城町などの被災地を見舞いました。紙智子参院議員と党県議、熊本市議らが同行しました。小池氏らは、益城町役場、熊本市役所と県庁を訪れ、首長らに日本共産党に寄せられた義援金(第1次分合計900万円)を手渡し、要望を聞きました。
小池氏らが視察した益城町宮園地区では、屋根を残してまるごとつぶれたり、柱が折れ大きく傾斜した家屋、路肩に山積みされた屋根瓦や家財のガレキなど、凄惨(せいさん)な光景が広がっていました。
庁舎が被害を受けた益城町役場は、町保健福祉センターに移転。西村博則町長は小池氏らに、「避難している高齢者は(心身の)限界に近づいている。二次避難所や仮設住宅(の確保)をはじめ、被災者の安心のため国の支援をお願いしたい。仕事を失った人が多く、就業や住宅への中長期の支援が必要です」と求めました。
小池氏は「非常に深刻な被害です。救援へあらゆる手だてをとるのが政治の責任であり、迅速な対応を政府に求め、前進させたい」と答えました。
大西一史熊本市長は、余震が続く中でライフライン復旧の見通しが立たず、災害ごみの処理が間に合わないことが大きな課題だとして、「国会一丸となってお力添えをいただきたい」と述べました。
県庁では古閑陽一健康福祉部長が応対し、「激甚災害に指定されたが、生活は対象ではなく(公共事業など)ハードを中心としている」と述べ、要介護者や乳幼児のケアにも取り組みたいと語りました。
同日、小池氏らは、全国の応援を得て救援に奮闘する県民医連災害対策本部(熊本市)を訪れ、激励と連帯を表明しました。
現地では、紙氏のほか山本伸裕県議、山部洋史、那須円両市議が同行しました。