2016年4月28日(木)
被爆者国際署名スタート
核兵器廃絶 若者ら次々賛同
東京・渋谷
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日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)は、首都圏の被爆者団体とともに27日、「ヒロシマ・ナガサキの被爆者が訴える核兵器廃絶国際署名」の共同街頭活動を、支援団体と東京・渋谷駅ハチ公前でスタートしました。
宣伝カーには「被爆者は核兵器廃絶を心から求めます」との横断幕。日本被団協の田中熙巳(てるみ)事務局長は「日本国民だけでなく、数十億の世界の人々が核兵器をなくすことに賛同してほしい」と呼びかけました。
原水爆禁止日本協議会(日本原水協)の安井正和事務局長と世界宗教者平和会議日本委員会の篠原祥哲平和推進部長、日本平和委員会の千坂純事務局長、ピースボートの川崎哲共同代表が訴え。安井事務局長は「オバマ米大統領はじめ、核保有国とその同盟国のリーダーに、核兵器禁止条約の締結を求めよう」と力を込めました。
「ふたたび被爆者をつくるな」と書かれたたすきをかけた東京、神奈川、千葉、埼玉の被爆者が懸命に訴えました。
作家の旭爪(ひのつめ)あかねさんも参加し、「若い人が『ペンください』といってくれる。被爆者の訴えに力を感じます」と話します。45分で、高校生や主婦、核保有国のアメリカ、イギリス、フランス、中国などの人たちから277人が署名が寄せました。