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2016年4月28日(木)

野党共闘の現状と展望

志位委員長が企業関係者に語る

“政権とったら…”質問も次々

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(写真)「篠原文也の直撃!ニッポン塾」でスピーチする志位和夫委員長=27日、東京都千代田区

 日本共産党の志位和夫委員長は27日、東京都内で開かれた「直撃!ニッポン塾」(篠原文也塾長)で「野党共闘の現状と展望」をテーマに講演しました。スピーチ後、参加した企業関係者らからの質問に答えました。

 「今日は企業幹部の方も来ている。怖いもの見たさということもあるのかもしれない」という篠原氏の紹介からはじまったスピーチ。志位氏は冒頭、野党共闘の方針について丁寧に解説し、「安保法制=戦争法の強行という日本の政治の非常事態にくわえ、新しい国民運動の広がるもと、これまでの方針にとどまっていられないとして決断しました」と語りました。

 衆院北海道5区補選の結果にふれ、「野党が本格的な選挙協力をやった場合、“票が逃げる”どころか、無党派層に浸透することが証明されました。次は実際の勝利に実らせたい」と決意を語りました。

 志位氏は今後の展望について、(1)参院選1人区すべてでの野党共闘の実現(2)戦争法廃止とともに、経済、暮らしなどでの野党共通政策の実現(3)衆院選小選挙区での選挙協力(4)野党連立政権についての前向きな合意―の4点にわたって指摘。「いまの危ない政治を止め、まともな政治をつくらなければいけない。そのために野党が共闘しなければならない。この立場で頑張っていきます」と語りました。

 大企業が会員企業に名を連ねる同塾。企業関係者が主な参加者でした。質疑応答では、「共産党が政権に参加したら、日本の政治はどうなるのか」、「共産党は国の安全をどう確保するのか」、「ソ連の崩壊、『共産主義の失敗』をどう考えるのか」、「共産党が政権をとれば生産手段は国有化されるのか」など、矢継ぎ早に質問の手が挙がりました。志位氏は、日本共産党綱領や党の歴史を引き、一つ一つの質問に丁寧に答えました。

 参加者から「野党が結束して政治をより良くするのはたいへん結構だ」などの発言が出され、篠原氏も「日本をよい方向にするために奮闘してほしい」と語りました。


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