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2016年4月27日(水)

熊本地震 痛む足 不安の車中泊

要望聞きとり「仮設住宅欲しい」

山本県議ら

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(写真)車中の避難者から話を聞く山本県議=26日、熊本市中央区

 熊本地震で避難生活が長期化するなか、日本共産党の山本伸裕県議と日本民主青年同盟の高本征尚県委員長らは26日早朝、震災関連死や健康被害がでている車中泊を余儀なくされる人たちの避難状況を調査し、要望を聞きとりました。

 避難所に指定されている熊本市中央区の西山(せいざん)中学校のグラウンド。車中泊の避難を続けながら仕事に向かう人の姿が多く見られました。

 「車中での生活はもう12日目になる」という夫婦と息子の3人家族で愛犬を連れ、避難生活を続けています。自宅は無事でしたが、同じ地盤に隣接する2軒の家屋に倒壊の恐れがあり、戻ることができません。「ライフラインも復旧していて、帰りたいんだが…」と、声を詰まらせました。

 サービス業で8時間におよぶ立ち仕事をしながら車中泊を続ける女性は「足にさわると痛みがある。エコノミークラス症候群が頭をよぎる」と不安な表情です。ガラスが揺れる音でも記憶がよみがえり、恐怖で家には戻れません。「今の生活圏に仮設住宅がほしい」と要望を寄せました。

 山本県議は、帰るに帰れない不安にどう応えるかが課題だとし、「要望をくみとらないで計画すれば混乱のもとになる。その上で国・県レベルでの対策が求められる」と話していました。

 (砂川祐也)


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