2016年4月27日(水)
衆院北海道5区補選 野党共闘は「威力」
民進・安住国対委員長語る
民進党の安住淳国対委員長は26日、国会内で記者会見し、池田真紀氏を野党の統一候補として擁立した衆院北海道5区補選での成果について問われ、「乗り越えないといけない課題はたくさんあるが、野党が統一候補でたたかえば、衆院選でも十分な威力を発揮するということははっきりした」との見方を示しました。
安住氏は衆院選について、「参院とは違い政権交代選挙になるので、どういうところで政策的に折り合いがつくのか、また連携のできるやり方としてどういうことがあるのか、これから考えていくのは必要だ」とし、「参院選では一生懸命連携しておいて、衆院(選)はバラバラでやるなどといったら、国民からみて分かりにくくなるのではないか」と述べました。
さらに、日本共産党を含む野党の選挙協力について、「保守票が逃げるとか、そんな懸念をしていた人もいるが、まったくそんなことはなかったということだけは証明されたのではないか」とも語りました。
日本共産党の小池晃書記局長は26日の記者会見で、民進党の安住氏の発言について問われ、「今回の補選の結果を受ければ、当然そういう反応になってくるのではないか」「2月19日の5野党党首合意も『国政選挙での協力』といっているわけで、参議院に限定したものではなかった。実際、今回の衆院補選で共闘し、あれだけ肉薄する結果が得られたわけだから、衆院選の本選挙の小選挙区で力を合わせていくことは当然必要になってくる」との考えを示しました。