2016年4月24日(日)
熊本地震 被災地の声 国へ
片付け大変、住まい不安
宇城市の被災者 真島氏らに訴え
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日本共産党国会議員団「九州地方地震対策本部」副本部長の真島省三衆院議員、日高伸哉・熊本県委員長、上野哲夫・同宇城群委員長は23日、宇城市の五嶋映司市議とともに市役所を訪問しました。同市の猿渡伸之総務部長が応対。その後、同市内の避難所などを訪れ、被災者を見舞い、要望などを聞きました。
市役所玄関には「ボランティア受付」が設けられ、この日は市内を中心に、なかには鹿児島県や広島県からの人もいたといいます。
宇城市では、市が指定する19カ所の避難所に約5000人が避難しています。市役所に隣接する避難所「松橋総合体育文化センター」では、真島議員や五嶋市議らが被災者らに「いま一番困っていることはなんですか。避難生活が長くなるなかで、ご要望は」と語りかけ、懇談しました。「仮設トイレが遠い。なんとかしてほしい」などの声が寄せられました。
「ボランティア」のプレートを掲げた男性(43)は「高校生たちがボランティアで懸命にやってくれるのはうれしい。家が半壊するなどしてぼく自身も大変だけど、年配の1人ぐらしの人が家の片付けが大変といっていた。できるだけお世話してあげたい」と話していました。若いボランティアたちが子どもと笑顔で遊ぶ姿がみられました。
避難所の当尾小学校体育館には、布団や毛布がぎっしり。高齢の女性たちが座って談笑していました。一人の女性(80)は、真島議員や五嶋市議らに、「家の中はごちゃごちゃ。これからの仮住まいがどうなのか不安です」と訴えました。
真島議員らは甲佐町でも、日本共産党の佐野安春町議とともに、被災者らと懇談し、要望を聞きました。
(中東久直)