2016年4月24日(日)
伊方再稼働に反対
松山市 2800人集う
事故の不安から早く解放して
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7月にも狙われている四国電力伊方原発(愛媛県伊方町)の再稼働に反対する集会が23日、松山市の城山公園で開かれ、県内外から約2800人が参加しました。伊方原発をとめる会の主催。熊本地震を受け、鹿児島の川内原発の即時停止や原発廃炉を求める声が相次ぎました。
「伊方原発の5キロ沖に活断層があるだけでない。地震はいつ、どこで起こるか予測がつかない」。とめる会の草薙順一事務局長はあいさつで、原発の過酷事故への不安を語り、「原発を廃炉にし、私たちを不安の奴隷から一日も早く解放してほしい」と訴えました。
伊方原発が建つ佐田岬半島で長年、トンネルを掘ってきた男性(85)は「岩盤がもろく、崩落する。山が動く現場だった」と証言。国などが示す避難計画は机上の空論だと告発しました。
日本共産党の藤野保史政策委員長・衆院議員と社民党の吉川元・衆院議員が激励。藤野氏は「安倍政権の原発政策は破綻している。原発から撤退すべきだ」と訴えました。
参院愛媛選挙区の小路(こうじ)きゆき予定候補らも参加し、繁華街などをデモ行進しました。
高知県いの町の女性(67)は「今回の地震で、原発は絶対に止めなければとさらに思いを強くして来た。再稼働なんてもってのほか。何かが起こる前に廃炉にすべきだ」と話しました。
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