2016年4月23日(土)
自主避難 支援必要
車中泊の人に物資届ける
熊本県党 “ありがたい”笑顔
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日本共産党の熊本県北部地区委員会は22日、全国各地の党組織などから寄せられた救援物資を、阿蘇市内の被災者に届けました。行動には濱元幸一郎地区委員長(合志市議)や芋生よしや地区常任委員らが参加しました。
阿蘇市内で日本共産党の竹原祐一阿蘇市議、川端忠義元市議と合流。夜は集まって車中泊している同市分(わかれ)区で、救援物資の水のペットボトルやパン、ごはんパック、缶詰などの食料、お菓子、タオルなどの日用品を広げると、地域住民が「ありがたい」「買い出しに行くのは大変です」と笑顔で受け取りました。
90歳の女性は「地震が怖いから夜は車の中。水道がきたけど、温水器がだめになって、おふろに入れないの」といいます。
別の地域の高齢女性(81)は「1人ぐらしで、車がない。水道はきたけど、にごっていて飲めない。ペットボトルは助かります」と話しました。
阿蘇神社近くの商店街では、「料理をしていると地震がきたりして卓上コンロでちょこちょこやる感じです。こういう支援は助かります」という女性(55)。まだ夜は車の中なので、支援物資のカイロを手にしました。
阿蘇市内は、市指定の避難所は10カ所で、自主避難所は36カ所。夜は約6400人が避難しているといいます。竹原市議は「とくに自主避難所への水や食料などの支援は必要です」といいます。
同日、北部地区委員会は、国道57号の寸断などの影響で、震災後初めて、「しんぶん赤旗」日曜版24日号を、大分県と接する小国町に届けました。
(中東久直、写真も)