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2016年4月17日(日)

九州地方地震 老夫婦「余震怖い」

自動車の中で一夜過ごす

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(写真)避難所となった体育館で、廊下の床にマットや毛布を敷いて夜を過ごす被災者=15日、熊本県益城町(安川崇撮影)

 家屋倒壊などの被害が相次いだ熊本県益城町で、避難所となった総合体育館。15日、被災者は地震から2回目の不安な夜を迎えました。

 2歳と4歳の兄弟を連れた同町惣領地区の会社員(39)は、廊下の床にマットと毛布を敷いて過ごします。「最初の夜は車で家族4人で寝たが、窮屈だった。ここの方がずっとまし」と語ります。

 避難所の通路で毛布を膝にかけて休んでいた女性(63)は「(1日目は)サッカー場で家族と夜を過ごした」といいます。「翌日、家に戻ると1階部分がぺちゃんこにつぶれ、2階が道路と接していた。この先どうすればいいのか」と話しました。

 避難所の駐車場に止めた自家用車の中で夜を過ごす人もみられました。同町寺迫地区の80歳の無職男性は、軽自動車の後部座席を倒して毛布を敷き、75歳の妻と夜を迎えました。「余震が恐ろしい。建物の中にいるのが怖い。車なら揺れても崩れてくることはない」


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