2016年4月13日(水)
OECDグローバル議員ネットワーク東京会合
事務総長「賃金上がって当然」
藤野・井上 両議員が出席
|
日本の国会議員と経済協力開発機構(OECD=本部パリ)の専門家、加盟各国や東南アジア諸国連合(ASEAN)の国会議員がOECDの活動や世界の主要問題等を議論する「OECDグローバル議員ネットワーク東京会合」が12日、2日間の日程で衆院議員会館で始まりました。各党議員とともに日本共産党からは藤野保史衆院議員と井上哲士参院議員が出席しました。
「世界経済の展望(アジア経済の展望を含む)」のセッションでグリアOECD事務総長は、世界のGDP(国内総生産)成長率が平均3%のなかASEANが4・5%と高い水準に上がったことについて「素晴らしい成長だ」と評価しました。その上で日本の経済状況に触れて、「GDP成長率は0・8%であり来年度も同程度と見込まれる」「失業率はイタリアやギリシャ等の先進国に比べて低いが、賃金は上がってしかるべきだ」と指摘しました。
またグリア氏は、景気回復に関して「すぐに成果は出てこない。国民と常に対話を続けなければならない」と述べ、「労働者のスキルをあげ、教育をすることが重要だ」とも強調しました。