2016年4月12日(火)
“とり戻そう普天間”
沖縄・宜野湾 基地の無条件閉鎖求め集会
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米軍普天間基地(沖縄県宜野湾市)の返還合意から20年となる12日を前に、「フェンスを取っ払おう! とり戻そう普天間大集会」が10日、同基地近くの公園で開かれ、約200人の参加者が、普天間基地の無条件の閉鎖・返還、辺野古新基地建設の断念を求めました。
集会は「沖縄『建白書』を実現し未来を拓(ひら)く島ぐるみ会議・ぎのわん」が呼びかけました。
佐喜真淳市長にも参加案内を送りましたが、出席はありませんでした。桃原功宜野湾市議は「『フェンスを取り払おう』は1月の市長選で佐喜真市長が打ち出した言葉。今こそ市長も一緒になって基地・フェンスを取り払いましょう」と呼びかけました。
「島ぐるみ会議・ぎのわん」共同代表のイハ洋一参院沖縄選挙区候補は「オスプレイ配備以降、海側の地域の騒音が増えている。政府は一刻も早い危険除去といいながら、普天間基地の危険が拡大している」と語りました。
シールズ琉球の喜久村睦貴さん(25)は「沖縄県民が基地に囲まれ、閉ざされ、息苦しさを感じています。奪われた土地を返してくれというのはまっとうな主張。危険な普天間基地を条件付きでなく、僕らに返してください」と訴えました。
ヘリ基地反対協議会の安次富浩共同代表は「オール沖縄の大同団結が20年の到達点。県議選、参院選でオール沖縄の力を見せつけ、安倍政権を打倒しよう」と呼びかけました。