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2016年4月9日(土)

「復興に貢献」誓いの言葉

福島 ふたば未来学園高校

2期目の入学式

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(写真)入学式にのぞむ生徒たち=8日、福島県広野町

 東京電力福島第1原発事故からの復興をめざす福島県双葉郡8町村が要望し、昨年広野町に開校した県立ふたば未来学園高校の2期目の入学式が8日行われ、双葉郡出身者53人をふくむ136人が入学しました。

 丹野純一校長は、事故から5年、いまなお困難が続くと指摘し、「ここにたどりつくまで、本当によくがんばりました」と新入生に語りかけました。

 「変革者たれ」の建学の精神と「自立、協働、創造」の校訓をのべ、「君が動けば世界は変わる」「答えがみつからない難しい課題にも挑戦しよう」とよびかけました。

 新入生を代表して、大熊中学校(会津若松市で開校)を卒業した遠藤瞭さん(15)が「震災と災害をのりこえ未来を創造するために、学校で知識や考えを深め、ふるさとの復興に貢献できるようになりたい」と誓いの言葉をのべました。

 双葉郡は広野町と川内村を除く6町村が小中学校を避難先で開校しています。郡内にあった県立高5校は、避難先で開校(サテライト校)していましたが、生徒数が減少し、8町村は新設高校の設置を求め、昨年実現しました。5校は2017年3月に休校になります。


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