2016年4月3日(日)
戦争法廃止の願い 池田さんに
告示目前 北海道5区補選 野党・市民と自公の対決
共同街頭演説訴えに「子に命捨てさせない」
安倍自公政権が強行した戦争法(安保関連法)施行直後にたたかわれる最初の国政選挙となる衆院北海道5区補選(12日告示、24日投票)。市民と野党が推す池田まき統一予定候補(43)=無所属、新=の共同街頭演説が2日、恵庭市で行われました。
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自衛隊駐屯地がある同市。地元紙が「安保法の賛否で応酬」と注目するなど選挙戦は、戦争法の存廃が最大の焦点となっています。
強い寒風が吹きすさぶなか、共同演説会場の生協前には、池田予定候補を応援する野党各党と市民グループののぼりがはためき、池田予定候補と日本共産党の畠山和也衆院議員、民進党の蓮舫代表代行、市民ネットワーク北海道の田辺ゆう子北広島市議らの訴えに、100人を超える聴衆から「そうだ」と掛け声が飛び、拍手があがりました。
池田予定候補は「日本の未来がかかった選挙です。平和が守れるのか、安倍首相のやりたい放題の日本を許すのかが問われています。平和への道を後戻りさせてはいけません」と力強く決意をのべました。
蓮舫氏は「憲法を踏みにじって集団的自衛権を使えるようにする」安倍政権を批判。
畠山氏は「市民と野党が手をつないだ。この手を離さず、国民の声を無視して強行した安保法制廃止、池田さんの勝利へ、日本共産党も全力を挙げる」と表明しました。
1歳半の乳児を抱いて参加した女性(36)=北広島市=は「友人に誘われてきました。3歳の上の子も男です。誰も殺し殺されてならないと思い、池田さんに期待しています」と語ります。
中学教員の男性(46)は「経済的理由から自衛隊に入る教え子がいます。なんの大義もない戦争で教え子に命を捨てさせるわけにはいかない」と話していました。
一方、自民党公認の和田義明予定候補=公明、大地推薦=は、戦争法が「日米同盟の堅持につながる」「万が一の事態のときに、日本を守る法制だ」などと事実をまげて主張。3月31日夜、同市で開いた和田陣営の決起大会では、稲田朋美自民党政調会長が敵意むき出しで野党分断の反共攻撃を行いました。
衆院北海道5区 札幌市厚別区、江別市、千歳市、恵庭市、北広島市、石狩市、当別町、新篠津村