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2016年3月28日(月)

野党統一候補勝利へ力合わせ

市民連合 意見交換会 市民が政治動かす

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 「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」は27日、全国各地で奮闘する市民が集う「全国市民意見交換会〜市民がつくる新しい選挙」を都内で開きました。市民の後押しで実現した参院選1人区での野党統一候補の勝利、1人区での擁立をさらに加速させる、衆院選小選挙区の共闘も進めるなど、熱心な議論が交わされました。


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(写真)各地の経験を交流する参加者=27日、東京都千代田区

 意見交換会は分科会など三部にわたり開催され、第一部の全体交流会はメディアに公開されました。安全保障関連法に反対する学者の会の佐藤学氏が、戦争法をめぐる全国的たたかいの歴史的な特徴について、「市民が主権者として立ち上がり政党と政治を動かしている。市民団体が全国各地でこれまでにない統一を果たし、統一の思想に支えられ国会でも(野党)統一が実現した」と述べました。

 総がかり行動実行委員会の高田健氏は、安倍晋三首相が戦争法に続き明文改憲へ執念を抱く中、「これほど全国で市民が自らの力で立ち上がっている姿を見たことがない。この力で何としても首相の企てを阻止しよう」と呼びかけました。

 立憲デモクラシーの会の山口二郎共同代表は、衆参同時選挙の可能性にふれ「衆院選でも野党の協力を進める世論を喚起し、市民が野党の背中を押していくことが私たちの課題だ」と述べました。

 衆院北海道5区補選で池田まき予定候補への統一を後押しした「市民の風・北海道」の川原茂雄共同代表は、「安保法強行後の最初の国政選挙で参院選の前哨戦になる」と勝利する意義を指摘。「共産党の人たちが民主党のリーフをまいていて感動します。市民と野党が一緒にたたかいを進めている」と語ると、会場に「おお」という声が上がり、拍手に包まれました。

 全国初の市民・野党統一候補を擁立した参院熊本選挙区から、「あべ広美後援会」の平野みどり副会長が発言。「熊本は国会議員すべてが自民党。保守層にも『安倍政権はおかしい』という人がおり、そこに食い込むためアウェー(敵陣地)にも行きたい」と意気込みを述べました。

 2月19日の5野党党首合意を受け統一候補を実現させた宮城選挙区から、「ママの会宮城」の吉田美智子さんが、候補者一本化で比例にまわった日本共産党のいわぶち彩子氏をこれからも「応援する」と発言。共産・民主両党と桜井充宮城選挙区予定候補が交わした政策協定の柱の一つに「辺野古(米軍新基地)反対が入ったことはすごく大きい」と紹介し、今後も消費税増税や原発再稼働の是非など各分野で話し合っていきたいと抱負を語りました。

 会場には37都道府県から57団体、90人が参加しました。


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