2016年3月24日(木)
家族縛る介護改悪
高橋議員が批判
衆院厚労委
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日本共産党の高橋千鶴子議員は16日の衆院厚生労働委員会で、介護休業の日数上限の延長を求めるとともに、安倍政権が進める介護保険制度の改悪について批判しました。
高橋氏は、毎年10万人が介護のため離職するなか、介護中の労働者のうち介護休業利用者は3・2%(7万2千人)だけと述べ、計93日となっている介護休業日数の延長などを要求しました。厚労省雇用均等・児童家庭局の香取照幸局長は「家族が直接介護をするための休業ではない」と答えました。
高橋氏は、安倍政権が要支援者向けの訪問・通所介護の保険外しに続き、要支援より重い要介護1、2の生活援助サービスの保険外しまで狙っていると指摘。「自立支援などの理念にのっとって検討していく」と居直る塩崎恭久厚労相に対し、「誰も介護のために仕事を辞めたくはない。しかし、公的介護がどんどん改悪され、結局家族を介護に縛り付けている」と批判しました。