2016年3月21日(月)

野党３党と杉尾氏共闘協定

市民とスクラム、自公を少数派に

参院長野選挙区

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（写真）協定調印後、がっちりと握手を交わす（左から）北沢、杉尾、鮎沢、竹内の各氏＝20日、長野市

　参院選選挙区（改選定数１）で野党統一候補が実現した長野県で２０日、県内の野党３党（共産、民主、社民）と、統一候補となった杉尾ひでや氏（民主党公認、元ニュースキャスター）が２０日、選挙勝利に向けた「共闘協定」に調印しました。

　(1)安保法制の廃止、集団的自衛権の行使容認の閣議決定の撤回、立憲主義の回復をめざす(2)安倍政権の打倒をめざす(3)安倍政権による憲法改悪を阻止する(4)格差社会の是正を図る―の４点を掲げます。

　調印式は「共同フリーテーブル」として行われ、３党関係者に加えて、「戦争法廃止、野党は共闘」と、ねばり強く運動する市民団体、組織、個人の２７０人が調印を見守り、自公勢力対野党＋市民・県民の対決構図を象徴しました。調印後、「小さな声が野党に届いた」（ママの会）などと発言。「選挙で勝って（政権を）ひっくりぽん」とコールが湧きました。

　杉尾氏は「唐沢さんの非常に勇気ある決断に敬意を表したい」と、比例に代わった日本共産党の唐沢ちあき候補に謝意を述べ、「市民、若者、ママの会などの憲法守れの行動が私を政治へと駆り立てた。安倍政権による強者の政治から、弱者の政治へ」と決意を語りました。唐沢候補は「統一は最善の道。杉尾氏当選、安倍政権打倒へ全力を挙げる」と応じました。

　各党代表は、「協定は画期的で、７０年の歴史で初だ。全力を挙げる」（北沢俊美民主党県連代表）、「野党共闘の立役者は市民の力だ。市民とスクラムを組んで自公を少数派に」（鮎沢聡共産党県委員長）、「日本の将来を決する激しい選挙。野党共闘で勝とう」（竹内久幸社民県連代表）と決意を語りました。