2016年3月19日(土)
座間市マスコットの悪用
陸自に回収求めよ
市民ら市に要請
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陸上自衛隊座間駐屯地(神奈川県座間市)が、座間市のマスコットキャラクター「ざまりん」に銃を持たせたイラストを市に無許可で改変・使用していた問題で、「キャンプ座間周辺市民連絡会」は18日、市に対して、ざまりんが軍隊のイメージを持たれないよう配慮することを要請しました。
ざまりんは、市の花ヒマワリをイメージし、ヒマワリの花の頭と種の体をもつ妖精です。
市は要領で、ざまりんのデザインを改変して使う際は、申請と承認が必要と定めていますが、陸自座間駐屯地は、こうした手続きを行っていませんでした。
要請で、市担当者は、「東京新聞」の問い合わせを受けて初めて問題を知り、自衛隊の迷彩服を来たデザインを作成した(許可済み)会社に申請がないと伝えたと説明。
参加者は「銃を持たせることにきちんと違和感を持ってほしい」「核兵器廃絶平和都市宣言をしている市のマスコットに銃を持たせるのは、そぐわない」「市民からの意見を自衛隊側に伝え、回収を求めてほしい」などと意見し、問題のイラストが印刷された封筒の回収などを要求しました。
また、デザインを改変した商品を自衛隊基地内で販売していることは、要領第11条の「商品等で使用する場合は、原則として応用使用できない」という規定に反するのではないかと指摘しました。
要請には、日本共産党座間市議団(3人、中沢邦雄団長)も同席しました。