2016年3月19日(土)
長崎で共同候補決まる
参院選挙区 野党、西岡氏勝利へ確認書
|
日本共産党長崎県委員会は18日、民主党県連や社民党県連、生活の党県総支部、「安保法制廃止と立憲主義の回復を求めるながさき市民連合」と長崎市内で共同記者会見し、戦争法廃止を掲げる参院長崎選挙区の野党共同候補として民主党公認の西岡秀子氏(51)=会社役員=の勝利に力を尽くすことを盛り込んだ合意確認書に調印しました。
原口敏彦氏 比例で全力
確認書は、市民連合の掲げる▽安全保障関連法の廃止▽立憲主義の回復▽個人の尊厳を擁護する政治の実現―に加え、5野党会談の確認事項を実現するため、「これらを公約する『共同候補』の当選に向けて全面支援する」とのべています。
|
|
市民連合を代表してN―DOVE(エヌダブ)共同代表の國貞貴大さん(29)は「市民と野党が手を取り合って安保法制廃止へ一丸となって頑張っていきたい」と強調。日本共産党の山下満昭県委員長は、各政党や市民連合の努力に敬意を表した上で、「多くの県民のみなさんの力が後押ししたものだと思う。きょうが出発点、自公に勝つため、西岡さんを自分たちの候補として可能な限り最大の力を発揮して勝利へ頑張っていきたい」とのべました。
同日、党県委員会は、原口敏彦選挙区予定候補の立候補を取り下げ、同予定候補は党比例予定候補として活動していくことを発表。原口氏は調印後の党の会見で「この間、野党共闘の実現の先頭に立ってきたので合意を大変、喜んでいる。西岡予定候補を当選させるとともに、比例では日本共産党の躍進へ全力を挙げたい」と語りました。