2016年3月13日(日)
広げよう2000万署名
人口の18% 5000人突破
愛知・阿久比町 共同 幅広く
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愛知県阿久比(あぐい)町で戦争法廃止の2000万署名に取り組んでいる「『平和安全保障関連法』の廃止を求める阿久比町民の会」が、目標の5000人を突破しました。同会は10日、スーパー前の宣伝で5126人分(人口の18%)の署名が集まっていることを報告しました。
同会共同代表の石川桂元町長は「みなさんの勇気ある一筆を誇りに思う。私たちは主権者の一人として、戦争法と安倍政権の独裁を止めるため、参院選に向け引き続きがんばりたい」とあいさつしました。
宣伝には九条の会メンバーも参加。一人で数百人集めた人や初めて街頭に立つ人もいました。澤田道孝町議(無所属)は「9条は日本人だけでなく世界中の命を守る人間に優しい憲法だ」とのべ、改憲阻止への思いを語りました。
元保育園園長の杉野葉子さんは「『戦争反対を言うだけなら私にもできる』と70代の女性が50人分届けてくれた。あと少しで5000人になると話すと、追加で30人分集めてくれ、目標突破をともに喜びあった」と笑顔で訴えました。
町民の会は、昨年の戦争法強行後に石川元町長の呼びかけで、元町議会正副議長、保守系町議だった人、党派や宗教などの違いを超え幅広い人たちで結成され、2000万署名を共同で進めてきました。5野党合意について、会員の中で「2000万署名の運動が野党を動かした。合意を受けて署名にも弾みがついた」などの声が上がりました。同会は、有権者の2割、5600人を次の目標に設定し、連日、署名を広げています。