2016年3月12日(土)
原発なくすまで声あげる
官邸前行動 5野党代表が参加
志位委員長スピーチ
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東京電力福島第1原発事故から5年の11日夜、首都圏反原発連合(反原連)は、187回目の首相官邸前抗議行動を行いました。主催者あいさつでミサオ・レッドウルフさんは、大津地裁が高浜原発運転停止の決定をしたことにふれ、「この決定は、大きな希望です。政府の政策を転換させ、原発をなくすまで、声をあげ続けます」と訴えました。
この日は、共産、民主、維新、生活、社民の5野党代表が訴えました。共産党の志位和夫委員長は、4年にわたる官邸前のたたかいが全国各地に広がり、国民世論を大きく変えたとのべ、「野党共闘を必ず成功させて、選挙に勝ち、安倍政権を倒そう。力を合わせて再稼働をとめ、原発ゼロの日本をつくろう」と呼びかけました。 (志位委員長のスピーチ)
福島の被災者や著名人がスピーチしました。
「いわき放射能市民測定室たらちね」事務局長の鈴木薫さんは「みなさんが声をあげていることは大きな激励です」と発言。精神科医の香山リカさんは「原発事故は人の一生をめちゃくちゃにしてしまう。立場を超えて、原発を止めるために声をあげていこう」と語りました。上智大学教授の中野晃一さんは「金曜の抗議行動を続けてきたみなさんが声をあげる通路をつくってくれた。これからも一緒に声をあげていきましょう」と話しました。
厳しい冷え込みのなか、官邸前と国会正門前でおこなわれた抗議行動には6000人(主催者発表)が参加しました。