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2016年3月10日(木)

徳島・高知 参院統一予定候補

野党が確認書 選挙区に大西氏

みかじり氏 比例予定候補に

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(写真)調印後、市民団体とともに奮闘を誓い合う(左2人目から)大西、みかじり両氏=9日、徳島市

 参院徳島・高知選挙区(改選数1)で、戦争法の廃止をめざす徳島、高知両県の市民団体「オール徳島」「高知憲法アクション」と日本共産党、民主党、社民党、新社会党のオール野党4党、民主党推薦の弁護士、無所属予定候補の大西聡(そう)氏(52)が9日、徳島市内で一堂に会し、野党統一予定候補を大西氏に一本化する合意確認書に調印し、発表しました。

 調印の会場は、両県の関係者らで廊下まであふれる熱気。大西予定候補が「国民が主役、国民のための政治、憲法にもとづく政治を取り戻す。そのために命をかけて頑張る。負けるわけにはいかない」と決意を述べると、「よし」の声援や大きな拍手がわきました。

 日本共産党から上村秀明徳島県委員長、佐竹峰雄高知県委員長が出席しました。

 合意確認書は(1)安保法制廃止、集団的自衛権行使容認の閣議決定撤回、立憲主義回復の実現(2)無所属候補として全力を尽くす(3)当面の国会内の活動は無所属を原則的に堅持(4)安保法制廃止が最優先課題の4項目。その他の政策については別途、協議するとしています。

 高知憲法アクション代表の一人、梶原守光氏は「画期的な合意ができた。戦争法廃止と新しい日本の民主主義と平和を切り開くためにたたかい抜きたい」と表明。オール徳島代表の一人、横山良氏は「野党統一候補を立てることで希望が見えてきた。希望を安倍政治打倒という結果に転換していくため、全力を尽くす」と語りました。

 日本共産党の両県委員長は8日、みかじり亮子選挙区予定候補の立候補を取り下げ、比例予定候補として活動すると発表しました。調印にはみかじり氏も同席して大西氏に花束を手渡し、「国会行きの切符を大西さんに託し、私も比例代表で頑張る」と述べました。


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