2016年3月9日(水)
平和と平等 私たちの手で
「国際女性デー」中央大会開く
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くらし、権利、平和のために立ち上がる「国際女性デー」の中央大会が8日、東京都内で開かれました。戦後、女性が参政権を行使した1946年から70年の節目の年。「廃止しよう!戦争法 取り戻そう!立憲主義」をテーマに、大会は会場いっぱいの参加者の熱気に包まれました。
主催者あいさつで柴田真佐子実行委員長(日本婦人団体連合会会長)は「安倍政権の暴走を許さない私の1票で政治を変え、平和とジェンダー平等の日本と世界を私たちの手でつくり上げよう」とよびかけました。
国連女性差別撤廃委員会審議の様子を映像で紹介。立憲デモクラシーの会の中野晃一さん(上智大教授)が「女性が立ち上がる時、新しい民主主義が始まる」と題して講演しました。各分野での女性のたたかいを交流。国際婦人年連絡会の実生律子世話人、日本共産党の田村智子参院議員があいさつしました。
集会に先立ち、浅草・雷門前で宣伝。新日本婦人の会の笠井貴美代会長は「女性の活躍といいながら保育園に入れず、仕事が奪われる。こんな国でいいのか」と語り、全労連の長尾ゆり副議長は「町を焼き尽くし、家族を奪った戦争を絶対に繰り返してはならない」と訴えました。
国際女性デー 女性に対する差別撤廃と平等な社会参加に向けて行動する日。20世紀初頭にアメリカの女性たちがパンと参政権を求めて起こした行動がきっかけです。国連は1977年に「国連デー」として総会で決議。日本で最初にとりくまれたのは、婦人参政権が認められていなかった1923年でした。