2016年2月27日(土)
「1人区で候補降ろす」共産党方針
“相当な決断” “すごい衝撃”
TBSラジオ 出演者驚き
26日のTBSラジオ番組「森本毅郎・スタンバイ!」で、戦争法廃止・立憲主義回復を目指す日本共産党が夏の参院選の1人区の多くで野党や市民団体の統一候補を推すために自らの候補を降ろすことを決めたことが話題になり、キャスターの森本氏が「いままでの方針をガラッと変える相当な決断だ」と驚嘆の声を上げました。
番組でゲスト出演した社会評論家の小沢遼子氏が、民主党と維新の党の合流や野党間の選挙協力にふれつつ、これを「野合」だと難癖をつける自民党側の姿勢に言及。「そんなことを言ったって、自民党と公明党は野合でしょう」と笑い飛ばしました。
その上で、「(日本共産党は)数でやられているんだったら、数で(やり)返すために自分たちができることはこれだというのを出してきた」、「すごいインパクト(衝撃)だ」と評しました。
森本氏も「よく共産党はあれで(党内の)話がついたと思う」と繰り返しました。
小沢氏は、過激組織ISの問題で空爆などの軍事対応を強める米ロ両国と増え続けるシリア難民にも言及。「両者(米ロ)が昔みたいな、ばかなことをやるか、それとも“日本共産党的”に自分が一番できて世界に貢献するのは何かを考える人が出てくるかどうかだ」とも語りました。