2016年2月22日(月)
高校生 安保法制廃止デモ
全国一斉行動 渋谷・原宿に声響く
安保法制(戦争法)の廃止を求めて21日、高校生グループ「T‐ns SOWL(ティーンズソウル)」が「全国いっせい高校生デモ」を呼びかけ、仙台、東京、大阪、福岡など各地でデモなどが行われました。東京では5000人(主催者発表)が参加。「とりまUNITE」(とりあえずまあ団結)と書いたプラカードや白と青の風船を手に持ち、高校生、学者を先頭に渋谷・原宿の繁華街を行進しました。
サウンドカーの上では、高校3年(18)が「安保法制絶対反対」「野党は共闘」「選挙に行こうよ」と音楽に合わせてコール。交差点や喫茶店、車の中からスマートフォンで様子を撮影する人が目立ち、ツイッターでは「とりまUNITE」がトレンド(話題の言葉)に入りました。
高校2年生の女性がスピーチしました。「安保法制が可決されてから、一日も怒りや恐怖を忘れていません。デモで声をあげ続けるし、選挙にも行きます。主権者として政治を考え学び続けることが、民主主義をつくっていくと思います」
父親と一緒に参加していた、埼玉県ふじみ野市の男子中学生(15)は「安保法制はどう考えても憲法9条違反。高校生になっても声をあげ続ける」。東京都町田市の大学生(21)は「やっと5野党の共闘ができた。大事なのはこれから。僕たちが後押ししていきたい」と語りました。
デモを眺めていた、同品川区の女性(38)は「デモに参加したことはないけれど、安保法制は反対です。若い人が行動すれば、必ず未来は変えられると思います」と話しました。
学習院大学教授の佐藤学さん、法政大学教授の山口二郎さんがスピーチしました。