2016年2月16日(火)
安倍ノー 1万人大行進
市民の声が政治動かす
安倍政権の退陣、野党共闘の実現を求める「安倍政権NO!大行進」が14日、東京都渋谷区で行われました。主催は同実行委員会で、今回が4回目。戦争法の強行、原発再稼働、消費税増税など、安倍政権の暴走に抗議し、休日でにぎわう渋谷・原宿の中心街をデモ行進。飛び入り参加も目立ち、1万人(主催者発表)に膨れあがりました。
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渋谷に響く
デモに先立つ集会で首都圏反原発連合のミサオ・レッドウルフさんが主催者あいさつし、「立憲主義を無視する独裁政治が安倍政権の姿勢です。戦後最悪の内閣といっても過言ではありません。『野党は共闘』を実現し、選挙で勝つことを目標にたたかっていきましょう」と語りました。
「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」の中野晃一さん(上智大学教授)、精神科医の香山リカさんが連帯あいさつしました。
日本共産党、民主党、維新の党、社民党、生活の党の代表がスピーチ。共産党の小池晃副委員長(参院議員)は「みなさんの声が確実に政治を動かしています。私たちも野党共闘を実現するために、全力でたたかいます」と訴えました。野党5党の代表が手をつなぐと、「野党は共闘」のコールが湧き起こりました。5党の代表は、「野党は共闘」のプラカードを持って並んで行進しました。
デモには、3台のサウンドカーやマーチングバンド、ドラム隊が登場。シールズのサウンドカーでは、大学2年の男性(21)がスピーチ。「(安倍政権に)反対の声をあげない理由はどこにもありません。争いのない平和をつくるため、僕は安倍政権にノーを突きつけます」と訴えました。
東京都豊島区から参加した女性(24)は「これだけ多くの人が安倍政権への危機感を感じて声をあげています。野党議員はこの声に応えてほしい」と話しました。