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2016年2月12日(金)

きょうの潮流

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 年間被ばく線量の1ミリシーベルトは、「何の科学的根拠もない」という丸川珠代環境相。北海道の一部である「歯舞(はぼまい)諸島」を読めなかった島尻安伊子沖縄北方担当相。閣僚のお粗末ぶりがニュースになっています▼丸川氏は、記者会見で「誤解を与えたなら、言葉足らずだったことには、おわびしたい」と陳謝。島尻氏は、「ご心配をおかけしたなら申し訳ない」と頭を下げました▼共通して感じられるのは、「謝って、これで終わり」という姿勢です。“口利き”の見返りに大臣室で50万円の現金を受け取るなど、重大な法律違反の疑惑がある甘利明前経済再生相を「説明責任をはたした」などと、安倍首相が、いまだにかばい続けていることも背景にあるのでしょう▼丸川、島尻の両氏が、昨年10月に発足した第3次安倍内閣で、“女性の活躍”の名のもとに初入閣したことも共通しています。安倍首相は、どんな“活躍”を2人に期待していたのか、任命責任がきびしく問われます▼丸川氏は、第2次安倍内閣の厚生労働政務官時代に、派遣会社の新聞広告に出演。日雇い派遣の「原則禁止」は「見直すべきだ」と発言し、参院厚生労働委員会で問責決議を全会一致で可決された経歴の持ち主です。島尻氏は、顔写真入りカレンダーを支援者に無料で配布していた公選法違反疑惑が指摘されています▼閣僚が適材適所ではなかった、というだけではすみません。国民を苦しめる政権が今回の事態を生み出したのであり、そのおごりの深さを浮き彫りにしています。


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