2016年2月9日(火)
“情報は市民のもの”
秘密法廃止へ労組など行動
国会前
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「『秘密保護法』廃止へ!実行委員会」は8日、「12・6を忘れない6日行動」を衆議院第2議員会館前で行い、約60人が参加しました。
秘密保護法は2013年12月6日に成立しました。労働組合や市民団体の代表が怒りを込めてマイクを握り、次つぎと発言しました。
新聞労連副委員長の奥田孝吉さんは、「報道への圧力は看過できないところまできている。今後とも権力を監視し、抗議行動を続けていきたい」と決意を語りました。
平和を実現するキリスト者ネットの中尾猛さんは、「戦争法と秘密保護法を廃止するために頑張りましょう」と呼びかけました。
日本共産党の清水忠史衆院議員があいさつ。昨年新たに61件の特定秘密が指定されたことを紹介し、「国民の知る権利をないがしろにし、自由と民主主義を蹂躙(じゅうりん)するものだ」と批判しました。通行人の女性が「頑張って」と声援を送りました。
参加者は「情報は市民のもの」「表現の自由を守れ」と国会に向けてシュプレヒコールをあげました。千葉県市川市から参加した女性(72)は「さまざまな文書が公開されないで国民の目から隠されてしまうのが心配」と語りました。
行動終了後、国会内で「公文書管理法の改正を求めるシンポジウム」を行いました。