2016年2月9日(火)
15日に翁長知事の尋問
オール沖縄会議 激励集会開催へ
辺野古代執行訴訟口頭弁論 福岡高裁那覇支部
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沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設に反対する全県民的な運動に取り組む「辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議」は8日、県庁で記者会見し、辺野古代執行訴訟の第4回口頭弁論が開かれる15日の午後1時から、福岡高裁那覇支部前で翁長雄志知事や弁護団を激励する集会を開くことを発表しました。
15日の弁論では翁長知事本人の尋問が行われます。同日には、埋め立て承認取り消しをめぐる県の審査申し出を却下した国地方係争処理委員会の決定を不服として県が国を提訴した訴訟の第1回口頭弁論も開かれます。このため、前回の裁判激励集会の規模を上回る1500人以上の参加を目指します。
会見した「オール沖縄会議」共同代表の呉屋守将・金秀グループ会長は「オール沖縄会議は、オスプレイ配備撤回、普天間基地の閉鎖・撤去、県内移設断念を求めて政府に突き付けた建白書の精神を基軸に翁長知事を支え、県民を鼓舞し、辺野古現地のたたかいを大きく支援の輪で包んでいく」と述べました。
新基地をめぐる訴訟は、これら二つのほかに、国交相が防衛局の言い分を認め、知事の埋め立て承認取り消しの効力を止めたことは違法と訴えている「抗告訴訟」も行われており、集会では、それぞれの裁判の争点や論点などを分かりやすくまとめたビラも配布する予定です。