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2016年2月8日(月)

日米「調整所」を稼働

防衛相明言 戦争法実行の新組織

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 中谷元・防衛相は7日の記者会見で、北朝鮮のミサイル発射に対処するため、戦争法を実行するための事実上の統合司令部として常設されている日米の「同盟調整メカニズム」(ACM)を活用したことを明らかにしました。ACMの稼働は、日米の新ガイドライン(軍事協力の指針)で設置を合意し、昨年11月に運用を開始して以来、今回が初めてとみられます。

 中谷氏は、ACMが従来の日米間の調整枠組みと異なり、戦争時だけでなく平時から稼働できるようになった点をあげ、「日米間で調整や連携が非常にうまくいったのではないか」と説明。その実例として、5日に日米韓の軍事当局で開かれた課長級テレビ会議をあげました。

 ACM内には、米軍・自衛隊の制服組同士で構成する「調整所」が設置され、自衛隊を米軍の事実上の指揮下に組み込む体制が確保されています。


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