2016年2月7日(日)
九州玄海訴訟
原告1万人連帯誓う
福岡で1300人集会
|
「原発なくそう!九州玄海訴訟」の原告が1万人を超えたことを祝い、「原発なくそう!原告1万人記念Fest1vaL(フェスティバル)」(原告団、弁護団主催)が6日、福岡市で開かれました。全国から集まった参加者約1300人が達成を喜ぶとともに、さらなる追加提訴に向け連帯を誓いあいました。
九州玄海訴訟では、全国の原発を止めるため九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)の廃止を求める原告1704人が2012年1月に提訴。昨年11月の第16次追加提訴で原告が1万87人になり、当初の目標1万人原告を達成しました。
長谷川照原告団長は、「今日を新たな出発点として新たな頂を目指し、勝訴の展望を現実のものとするたたかいに挑もう」と呼びかけました。
城南信用金庫前理事長の吉原毅氏が講演し、原発の発電コストに廃棄物の処理費用が含まれていないとして「粉飾決算だ」と批判。原発を止めて地方に再生エネルギー産業を広げる経済活性化策を語りました。
「ソウルフラワー・ユニオン」の中川敬さんが弾き語りで会場を盛り上げました。
日本共産党は、真島省三、田村貴昭両衆院議員、仁比聡平参院議員が来賓として紹介を受け、しばた雅子参院福岡選挙区候補や福岡県議団、福岡市議団など多数の地方議員が参加しました。
職場の原告仲間と参加した佐賀県多久市の女性(30)=事務=は「玄海原発がある限り、福島県の状況は人ごとではない。集会を『原発は必要ない』と改めて考え直すきっかけにしたい」と話しました。