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2016年2月4日(木)

公明・石田議員が共産党攻撃質問

穀田国対委員長 「ルール違反の誹謗中傷」

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(写真)記者会見する穀田恵二国対委員長=3日、国会内

 日本共産党の穀田恵二国対委員長は3日、国会内で記者会見し、公明党の石田祝稔(のりとし)議員が同日の衆院予算委員会で日本共産党のプラスター(宣伝物)を「まったく違うことを書いてばらまいている」と攻撃したことについて「(石田氏の)認識が誤っている。予算委員会の場を使った許されない誹謗(ひぼう)中傷だ」と厳しく批判しました。

 石田氏が攻撃したのは、国立大学の学費値上げに反対する日本共産党の宣伝物です。国立大学の学費が現在の53万円から16年後には93万円へと跳ね上がる危険を告発したものですが、石田氏は「『たら』『れば』の世界のことを、あたかも事実のように書いている」と攻撃の材料にしようとしました。さらに、安倍晋三首相も「決まっていないことを運動するのは全くのデマ」などと同調しました。

 これに対し、穀田氏は、宣伝物が示した値上げ額は、昨年12月の衆院文部科学委員会での日本共産党の畑野君枝議員の追及に政府側が認めた試算をもとにしたものであることを指摘。「(首相は)『デマ』などというが、議論の焦点は、まさに安倍政権が国立大学の学費値上げをしようとしていることだ。(首相は石田氏への答弁でも)『将来的に学費を上げない』とはいわなかった」として、「今後も引き続き値上げ反対の論戦に力をつくす」と強調しました。

 また、首相が、学費値上げについて「決まっていない」と述べたことについても、「計画段階から反対運動をするのが当たり前であり、それでこそ値上げを止められる」と批判。国立大学の自己収入を増やすといっても、寄付金や産学連携による収入増には限界があり、授業料の大幅引き上げを招きかねないことは政府も認めているとして、「国立大学協会が学費値上げ反対の声明を出すなど、大学関係者が反対の声をあげ、われわれも反対運動をしたから、来年度予算案に(国立大学運営費交付金の削減が)計上されなかった」と強調しました。

高橋議員も批判

 3日に開かれた衆院予算委員会の理事会で、日本共産党の高橋千鶴子議員は、公明党の石田氏の質問について、「政府の姿勢をただす場である予算委員会で、答弁も反論もできない他党を非難するのはルール違反であり、許されない」と批判。「デマ」と応じた首相の答弁も、運動の意義を否定するものにほかならないと強調しました。

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