2016年2月1日(月)
ヘイトデモやめて
川崎市民ら街頭で抗議
川崎市川崎区で31日、「『ヘイト・スピーチを許さない』かわさき市民ネットワーク」が呼びかけた、ヘイトスピーチ(差別扇動行為)への抗議行動が行われました。ヘイトスピーチのデモ隊は昨年11月に続き、在日コリアンが多く居住する桜本地域をめざしましたが、市民が道をふさぎ、同地域には入れさせませんでした。
集合場所の公園の端には、日の丸や旭日旗(軍旗)を持つデモ参加者が65人集まりました。一方、警察の囲いの外側には市民1000人が集合。母親が在日韓国人3世の男子中学生は「差別はダメだ」とコールし「僕はおとなたちを信じています」と訴えました。
市民は歩道からデモ隊を追いかけ、プラカードを掲げて「ヘイトデモ中止」「帰れ」などと唱和しました。
地域の人たちは驚いて軒先に出て、デモに不安げな視線を送りました。マンションの前では、デモの内容を知った居住者が「ひどいよね、同じ人間なのに」「情けないし、恥ずかしい」と話しました。
彼氏と反対行動に参加した女性(27)は「出身が桜本。みんな仲良くやってきたのに、差別するのは悲しいし嫌だ。みんながいっしょに声をあげてくれてよかった」と話しました。
日本共産党の畑野君枝衆院議員、あさか由香参院神奈川選挙区予定候補、県議団、市議団、民主党国会議員、市議団が参加しました。