2016年1月18日(月)
阪神・淡路大震災 21年 思い新た
被災体験 語り継ぐ
犠牲者6434人 「安らかに眠ってほしい」
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6434人が亡くなった阪神・淡路大震災から丸21年となった17日、被災地では早朝からさまざまな追悼行事が行われ、住民は犠牲者を追悼するとともに、震災を風化させず語り継ごうと思いを新たにしました。
地震が起きた午前5時46分。神戸市内を一望する同市中央区の諏訪山公園で開かれた「早朝追悼のつどい」(被災者ネットワークなど主催)では110人が黙とうし、読経の中、一人ひとりが「神戸・希望の鐘」をつき、手を合わせました。
長田区の女性(68)は「ここから見える街のあかりはとてもきれいですが、6千数百人が眠っています。もっと生きたかったでしょう。安らかに眠ってほしいです。生き残った私たちが、あの体験を伝えていかなければ」と話しました。
安田秋成・被災者ネット代表は「私も90歳になったが、このつどいを続けていく」と語りました。
同日、救援復興兵庫県民会議は神戸市中央区内でメモリアル集会を開催。東日本大震災被災地と連帯し、退去を迫られる借り上げ復興住宅入居者など、なお苦難が続く阪神・淡路の被災者への支援を訴えました。
日本共産党の穀田恵二国会対策委員長、堀内照文衆院議員、金田峰生参院兵庫選挙区予定候補が、各追悼行事や集会に参加しました。