2016年1月17日(日)
共産党2氏質問 一転掲載
特別委の委員長謝罪
「政権批判」と拒否 市民が批判
北海道 釧路議会広報
北海道釧路市議会は15日、会派代表者会議と議会広報特別委員会を相次いで開き、日本共産党の松永俊雄、梅津則行両氏の質問を「不適切だ」などとして議会広報に掲載しないとしてきた態度を改め、掲載することを決定し、金安潤子広報特別委員長は2人の議員に公式に謝罪しました。
掲載が決まった両氏の質問は、昨年12月議会で行われたもので、松永氏は、蝦名大也(えびな・ひろや)市長の政治資金の報告漏れを指摘。梅津氏は、政権批判を口実にした道教委による組合活動への不当な介入問題について、市教委の見解をただしていました。
広報特別委員会は、梅津氏が質問で触れた「アベ政治を許さない」の文言が「政権批判であり、議会広報になじまない」として、松永氏の質問とともに掲載を拒否。市民から「検閲だ」「政治に対してモノを言えなくなる」など強い批判があがっていました。
日本共産党釧根地区委員会の村上和繁委員長(釧路市議)は「議会多数派が多数を力に強行しようとした暴挙が、市民世論と運動、日本共産党の反撃で完全敗北した。勝利した最大の力は、市民の反対の声、マスコミや識者からの厳しい批判だ」とコメント。引き続き市議会で奮闘する決意を表明しました。