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2016年1月16日(土)

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「経済の底が抜ける」って?

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 消費税増税で「経済の底が抜ける」と言います。どういう意味でしょうか。(栃木県・読者)


経済全体が限度超え悪化

 経済全体が限度を超えて悪化することを意味します。経済規模全体を示す国内総生産(GDP)は、消費税率が8%に引き上げられた2014年度、前年度比1%減でした。その後も15年4〜6月期は年率換算で0・5%減。同年7〜9月期は1%増とようやくプラスに転じましたが、GDPの実額を見ると、成長が止まった状態です。

 14年1〜3月期は増税前の駆け込みで増えた特殊事情があるので、その前の13年10〜12月期を見ると、実質GDPは年額換算で528兆円。直近の15年7〜9月期は530兆円と、ほぼ横ばいです。GDPの6割を占める個人消費はこの期間、314兆円から308兆円に減っています。

 内閣府が現場の人に景況感を聞く「景気ウォッチャー」の15年12月調査でも「14年4月の消費税増税以降、衣食住部門のすべてで来客数の前年割れが続いている」(北海道のスーパー店長)、「消費税増税以降、まったく販売量が伸びない」(南関東の住宅販売会社経営者)などの声が上がっています。

 (2016・1・16)


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