2016年1月16日(土)
緊急事態条項「重要な課題」
参院予算委各党の質問 首相、推進姿勢示す
参院予算委員会で15日、2015年度補正予算案に関する基本的質疑が始まり、初日の同日は、自民党や民主党会派の議員が質疑を行いました。
15日の参院予算委員会で自民党の片山さつき議員が、「外部からの武力攻撃」の際などに首相の権限強化や国民の権利制限をねらう「緊急事態条項」について「憲法秩序を守るために必要なもの」などと述べ、同条項創設のための改憲を促す場面がありました。
安倍晋三首相は「大規模な災害が発生したような緊急時に国民の安全を守るため、国家、国民がどのような役割を果たすか、それを憲法にどう位置づけるか、極めて重く大切な課題だ」と表明。「大規模自然災害」への対応を口実にしつつ議論を積極的に推進する姿勢を示しました。安倍首相は「引き続き新しい憲法のあり方について、国民的な議論と理解が深まるように努める」と述べました。