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2016年1月14日(木)

おおさか維新は“安倍応援団”

野党批判で存在アピール

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 おおさか維新の会の“安倍応援団”ぶりが国会審議を通じて露骨になっています。

 13日の衆院予算委員会で同党の足立康史議員は、憲法53条に基づく野党の臨時国会召集要求を無視した安倍首相の暴走について、「総理が臨時国会を開くことなく大事なTPP(環太平洋連携協定)や韓国との交渉、さまざまな外交案件に成果を上げられたことに敬意を表したい」と持ち上げました。

 「新しい政治を、おおさか維新と与党でつくっていく」と足立氏が宣言すると、首相も「大変建設的な意見をいただいた」と応じました。

 質問で足立氏は「民主党が軽減税率にガタガタいうことに違和感がある」などと野党批判に力を入れて存在をアピール。「今日、野党のみなさんいらっしゃいますが、あっ、私も野党ですね」と調子に乗り、おどける場面もありました。

 12日の衆院予算委員会で同党の下地幹郎議員は、安倍首相のよびかけにこたえ、改憲に必要な「参院の3分の2(の議席確保)にも積極的に参加していきたい」と述べ、改憲与党ぶりを発揮しました。さらに下地氏は、参院選に向けた野党共闘に触れ、「共産党は国民連合政権(政府)構想で民主党と一致が得られていないのも事実といいながら、熊本では共闘している」と発言。市民団体と5野党が戦争法廃止・立憲主義回復などで合意し筋の通った選挙協力を結んだ参院熊本選挙区での無所属候補擁立をゆがめて攻撃しました。


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