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2016年1月11日(月)

きょうの潮流

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 社会をよりよく変えていきたい、弱い立場の人に寄り添える人間になりたい、街の復興のためにがんばる―。本紙やニュースで見聞きした20歳の決意です▼おとなの自覚もなく、学生生活を過ごしていたわが身を振り返ると、お恥ずかしい。2016年の新成人は121万人。主権者として社会と向き合い、どう生きていくか。真剣に語る若人を見ていると、身が引き締まります▼“これからの日本の政治に期待できない77%、自分たちが日本を変えてゆきたい65%”。インターネットによる新成人調査でこんな思いがあふれました。SEALDsをはじめ現政権に対して声を上げてきたように、政治を変える力になりたいと考える若者は多い▼今夏の参院選から初めて18歳選挙権が適用されます。新たに加わる約240万人の有権者。ある週刊誌の18歳調査では、安倍内閣の不支持率が55・9%と過半数を占めました。とくに女子は66・4%にも。7割近くが投票に行くとも答えています▼戦争への不安とともに景気や子育て・教育、いじめや少子化、ブラック企業や最低賃金の引き上げ…。若者たちが国に求める対策は切実です。夢や将来を描けない不安定さの中で悩み、苦しんでいる実態があるからでしょう▼選挙権が引き下げられたことで、若い世代の政治への関心は高まるはずです。共産党に入った20歳の看護学生は「日本の国づくりに参加できるワクワク感がある」と。志をともに主権者として政治変革の道を歩めることを喜び合いたい。


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