2016年1月11日(月)
被災3県で成人式
“これからは支える人に”
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東日本大震災被災地の岩手、宮城、福島の各県の自治体で10日、成人式が開かれました。震災から5年を前に、新成人らはふるさとへの思いと復興への決意を新たにしました。
661人が新成人となった岩手県宮古市では、宮古市民文化会館で式典が開かれました。
新成人を代表して佐香謙さんと佐々木芙友加さんが20歳の誓いを述べました。
佐香さんは「私たちの人生は長くつづくように感じてしまいがちですが、時間は限られています。若いからこそ、挑戦する。未熟さゆえの失敗も、いつかつかむ成功への糧にしていきましょう」と訴えました。
佐々木さんは、「これまでは家族や友人など、周りの人に支えてもらうことが多かったです。これからは、私を頼りにしてくれる人を支えていける人になりたい」と述べました。
アトラクションの創作太鼓の演奏では、10人ほどの新成人も飛び入りで参加。会場は明るい拍手につつまれました。