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2016年1月8日(金)

米原潜 日本寄港53回

15年 首都近郊に原子炉4基も

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 米原子力潜水艦の日本寄港が2015年の1年間で18隻53回、のべ204日におよんだことが、寄港地を抱える自治体の集計で分かりました。

 寄港回数では14年(50回)とほぼ同水準ですが、艦数では前年比5隻増、のべ日数では同79日増と大幅増となりました。

 超大型のオハイオ級巡航ミサイル型原潜(ミシガン)が3年ぶりに寄港し、新型艦のバージニア級攻撃原潜(ハワイ、ノースカロライナ、テキサス)が7回寄港。米第7潜水艦部隊の司令艦であるパサデナが集中的に寄港するなど、オバマ政権によるアジア地域への「リバランス(再配置)」戦略の下、原潜がアジア・太平洋地域に戦略的に配置されている様子が浮かびあがりました。アジア・太平洋地域への海洋進出を強める中国を念頭に、日本近海や西太平洋地域へ展開しているものとみられます。

 昨年10月1日には米海軍横須賀基地(神奈川県)に、2基の原子炉を動力源とするニミッツ級原子力空母ロナルド・レーガンが配備されました。ロナルド・レーガンは、10月15日までは横須賀基地にとどまり、その間、原子炉1基を搭載する米原潜シャイアンが同9日に同基地に入港。原子炉3基が首都近郊に存在する事態となりました。

 さらに、昨年12月3日にロナルド・レーガンが横須賀基地に入港後、同22日には米原潜テキサス、翌23日には同シャルロットが入港。29日にシャルロットが出港するまで原子炉4基が首都近郊に集中し、その後も、30日にテキサスが出港するまで原子炉3基が集中する事態となりました。

 寄港地別回数では、沖縄県の米海軍基地ホワイトビーチ(うるま市)が23回(14年比5減)、横須賀基地が16回(同3増)、長崎県の佐世保基地が14回(同5増)となりました。


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