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2016年1月5日(火)

国会開会式 日本共産党出席

抜本的改革を要求

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 通常国会の開会式が4日、天皇出席のもと開かれ、日本共産党の志位和夫委員長らが党として初めて出席しました。日本共産党はこれまで日本国憲法の主権在民の原則に逸脱する開会式のやり方の根本的再検討を提案するとともに、その意思表示として式に欠席してきました。

 しかし、この三十数年来の開会式での天皇の発言(「お言葉」)の内容に憲法上の問題がなくなっていることを踏まえ、今回からは出席した上で、戦前のやり方をそのまま踏襲した形式の抜本的改革を求めていくことにしたものです。

 出席したのは、志位氏のほか山下芳生書記局長、穀田恵二国対委員長、井上哲士参院国対委員長、衆参議院運営委員会メンバーの塩川鉄也衆院議員、仁比聡平参院議員です。

 志位氏は同日の会見で出席した感想を問われ、「今回から出席という方針をとったことは、よかったと思う。日本国憲法の主権在民の原則と精神に立って、開会式の形式の民主的改革をおこなうことが必要だとの実感を強くした」と語りました。

 志位氏は、天皇のために高い「玉座」が設けられ「お言葉を賜る」など大日本帝国憲法下の「開院式」からそのまま踏襲されている形式の問題点を指摘し、「今後は開会式に出席しつつ民主的改革を求めていく」と表明しました。

 さらに記者団から「開会式出席は現実路線にみえるが、党の名前を変える考えは」と聞かれ、「まったくない。私たちの党名は根本的な理想と理念を刻んだ党名だ。人類社会は資本主義の社会で終わりだと考えていない。未来にわたってこの党名で活動する」と述べました。


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