2015年12月24日(木)
「最賃1500円に上げて」
札幌で青年ら
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最低賃金の引き上げを求める北海道の青年らが23日、札幌市中心部をデモ行進し、「最低賃金いますぐ上げろ」「国の責任で貧困なくせ」「中小企業に支援を」とアピールしました。
労働組合「さっぽろ青年ユニオン」の組合員(24)は「北海道の最低賃金(時給764円)は去年と比べて16円上がりましたが、全然足りません。エキタス(最低賃金の引き上げを求める若者グループ)から始まった運動に連帯し、全国一律1500円の最低賃金を実現したい」と語りました。元コンビニ店員の女性(27)は「1日6時間働いても収入は月9万円ほど。光熱費や交際費を払うと家賃が足りませんでした。憲法25条を守り、もっと暮らしやすい社会に」と訴えました。
東京から駆けつけたエキタスのメンバー(26)は「みんなで声を上げれば1500円への引き上げは可能」と強調しました。
デモは市民や観光客の注目を集めました。イギリスから来た男性(43)は「日本の最低賃金は安すぎますね。もう少し上げないと。がんばって」と激励。スマホで写真を撮っていた女性は「自立して生活していけない賃金は問題です。国の責任で実現すべきだ」と話していました。