2015年12月20日(日)
高校生「戦争法いらない」
東京と大阪でデモ
戦争法(安保関連法)の強行から3カ月の19日、同法の廃止を求めて高校生たちが東京と大阪でダブルデモを行いました。「私たちの未来に安保法制はいらない」の訴えが師走の街に響きました。大阪では出発前集会で、日本共産党の志位和夫委員長がスピーチしました。
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東京では、高校生でつくるティーンズソウルが表参道デモを実施し、各世代から1000人(主催者発表)が参加しました。寒風が吹くなか、ドラムのリズムにあわせて、「安保法制絶対反対」「違憲の法制いますぐ廃止」と元気よくコール。沿道から大きな注目が寄せられ、歩行者からもコールにこたえ、「総理はやめろ」などの声があがりました。
高校生4人がサウンドカーからスピーチ。のぞみさん=高校1年=は「戦争に行くのは私たち。私たちの未来を、運命を、戦場に行かない安倍総理や、与党の人たちに決められたくない」と語り、「戦争は幸せも喜びも生みません。平和なこの日常や幸せを保つために私は声を上げ続けます」と訴えました。
長野県松本市から1人で参加した、よう子さん=高校1年生=は「戦争できる状態なんて絶対にあってはならない。若い世代が声をあげ、選挙の投票率もあげて、廃止にしたい」と話しました。初めてデモに参加した千葉県柏市の男子高校生=1年生=は「選挙権はまだないですが、野党は共闘して安保法制をなくすために頑張ってほしい」と語りました。