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2015年12月20日(日)

日本共産党の躍進で「国民連合政府」の扉あけよう

神戸・大阪で 志位委員長が訴え

自公・補完勢力にノーの審判を

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 日本共産党の志位和夫委員長は19日、神戸、大阪両市で街頭演説し、戦争法強行などあらゆる分野で民意にそむく安倍政権の暴走政治を告発するとともに、半年後に迫った参院選での「日本共産党の躍進で、『戦争法廃止の国民連合政府』実現の扉をこじあけようではありませんか」と訴えました。


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(写真)大門みきし参院議員(右)、わたなべ結参院大阪選挙区予定候補(左)とともに訴える志位和夫委員長=19日、大阪市中央区

 会場となった元町大丸前、なんば高島屋前とも寒風の中、ぎっしりと聴衆が詰めかけ、志位氏らの訴えに大きな拍手と「いいぞ」の声が飛び交いました。両会場で大門みきし参院議員(比例候補)、神戸市で金田峰生(兵庫選挙区)、大阪市でわたなべ結(大阪選挙区)両参院選挙予定候補が訴えました。

 志位氏は、戦争法による現実的危険と立憲主義の破壊を告発し、日本の政治にとって「国民連合政府」が切実に求められていることを強調。野党共闘をめぐる他の野党との話し合いの現状について、社民党、生活の党からはおおむね賛同の声がよせられたが、民主党との間には「さまざまなレベルで話し合いをおこなっていますが、率直に言って、戦争法(安保法)廃止の政治的合意も、そのための連立政府という政権合意も、選挙協力の協議に入るという合意もまだつくられていない」ことを報告しました。

 「“ハードルが高い”という声も聞こえますが、ハードルは越えるものです。“共産党アレルギー”との声もありますが、今は独裁政治を許すかどうかの瀬戸際。好き嫌いを言っているときではありません。誠意をもって粘り強く話し合いを続け、野党共闘実現に向け最後まで頑張ります」と力を込めました。

 志位氏は、その上で、「参議院選挙は『国民連合政府』の実現にとって重要なたたかいです」と強調し、「憲法違反の戦争法を強行した自民、公明両党に退場の審判をくだし、参議院で自公とその補完勢力を少数派に転落させましょう」と呼びかけると、聴衆から「がんばろう」の声と大きな拍手が起こりました。

 「補完勢力とは『おおさか維新』のこと」と指摘した志位氏。橋下徹前代表が「来年夏の参院選で、自民、公明と『おおさか維新』で3分の2以上の議席をめざし、改憲の体制をつくる」と明言していることを指摘し、「安倍政権の補完勢力であり、憲法改正の先兵。これが『おおさか維新』の正体です。参院選では自民、公明と『おおさか維新』にまとめて『ノー』の審判をくだそう」との訴えに、「オーッ」の声と大きな拍手がわきおこりました。

 「日本共産党がさらに躍進することが、『国民連合政府』の扉を開く最大の力となる。どうか力をお貸しください」と訴えると、「いいぞ」「頼むぞー」の声が飛びました。

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(写真)大門みきし参院議員(右)、金田峰生参院兵庫選挙区予定候補(左)とともに訴える志位和夫委員長=19日、神戸市中央区

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(写真)大門みきし参院議員(左)、わたなべ結参院大阪選挙区予定候補(右)とともに訴える志位和夫委員長=19日、大阪市中央区

 志位氏は、「あらゆる分野での安倍政権の暴走を止め、政治を変えたいとの願いを日本共産党にたくしてほしい」と呼びかけ、沖縄県名護市辺野古への新基地建設の強行、TPP(環太平洋連携協定)の強行、原発の再稼働と輸出、消費税増税など、一つひとつの暴走を怒りを込めて告発。「日本共産党で暴走を止め、政治の転換を」と訴えました。

 志位氏は、安倍政権の政治の特徴を、「国家の暴走によって『個人の尊厳』を踏みにじる政治です」と指摘。「国民連合政府」が掲げる「立憲主義を取り戻す」という課題について、「それは国民一人ひとりにとっては、すべての国民の『個人の尊厳』を守り、大切にする社会をつくるということです」と述べ、日本共産党の大きな躍進を心を込めて訴えると、聴衆は大きな拍手と声援で応えました。

 神戸市元町では、スクランブル交差点で信号待ちの人も「共産党すごい」と聴衆の多さに注目。安保関連法に反対するママと有志の会@兵庫の女性が「立憲主義を取り戻すため市民の側から政権交代をめざそう。野党共闘のために手をつなごう」とよびかけました。

 金田峰生参院兵庫選挙区予定候補は「兵庫の3議席を自民・公明、安倍政治応援団のおおさか維新の会に渡せない。命と尊厳を大切にする政治実現へたたかい抜く」、大門みきし参院議員・比例予定候補が「戦争法を続けると、消費税は社会保障どころか軍事費のための戦争税になっていく。国民連合政府を実現し戦争法を廃止しよう」と訴えました。

 大阪市難波では、若者グループが宣伝カーの後ろを通りすぎながら拍手。大門氏とわたなべ結参院大阪選挙区予定候補が演説しました。わたなべ予定候補は「安倍政権とおおさか維新の会の憲法改悪タッグを許すわけにいかない。命・暮らしを守る温かい政治を切り開くため必ず勝ち抜く」と訴え、沿道を埋めた聴衆から「そうだ」の掛け声と拍手が送られ、「なくそう戦争法」のプラスターが揺れました。


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