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2015年12月18日(金)

臨時国会開催拒否に再度抗議

5野党国対委員長会談

通常国会での所信表明要求

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(写真)野党国対委員長会談。右から2人目は穀田恵二国対委員長=17日、国会内

 日本共産党、民主党、維新の党、社民党、生活の党の野党5党の国会対策委員長は17日、国会内で会談しました。政府が憲法53条にもとづく臨時国会開催要求を拒否して来年1月4日の通常国会召集を決めたことに強く抗議するとともに、通常国会の冒頭で安倍晋三首相がこの間の外交報告を含めた所信表明を行った上で、しっかりした議論をするよう求めることを確認しました。

 会談で日本共産党の穀田恵二国対委員長は、臨時国会を召集しないことは明白な憲法違反だと批判し、どうしても開かないのであれば通常国会冒頭で首相の所信表明演説とそれに対する質疑を行うことは不可欠だと主張しました。

 さらに、「参院選を控えた通常国会では、野党として安倍暴走政治と正面から対決していく必要がある」と提起。とくに戦争法、消費税率10%への引き上げとアベノミクス、沖縄米軍新基地建設、環太平洋連携協定(TPP)「大筋合意」、原発再稼働、東日本大震災からの復興などの問題で、対決軸が鮮明になるような審議が求められていると表明しました。

 民主党の高木義明国対委員長は野党国対委員長会談を受け、自民党の佐藤勉国対委員長と同日会談し、臨時国会拒否に強く抗議するとともに、通常国会召集にあたり、首相の外交報告を含めた所信表明を行うよう要求しました。佐藤氏は、外交報告には前向きな姿勢を表明しましたが、所信表明には難色を示しました。


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