2015年12月15日(火)
ゆきとどいた教育へ
署名684万人 前進さらに
無償化求め来年2月提出
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保護者や教職員などでつくる「ゆきとどいた教育をすすめる会」は14日、東京都内で「ゆきとどいた教育を求める全国署名」の集約集会を開きました。
署名は、公立・私立の無償化、35人以下学級の実現、給付制奨学金の創設、障害児学校の「設置基準」の実現などを求めるもの。684万2476人分が寄せられ、来年2月の提出へ向け、さらに取り組みを前進させることを確認しました。
全国私立学校教職員組合連合(全国私教連)の山口直之書記長は基調報告で、「27年間で累計4億4千万人分を超える署名が寄せられ、教育の情勢を変えてきた。一方で教育予算を減らそうとの動きが強まっている。提出へ向け取り組みを広げ、昨年を上回る署名で教育予算の拡充を実現しよう」と呼びかけました。
私立学校に通う高校生や教員などが取り組みを報告。東京都の私立高校の生徒会の代表は、生徒がみずから私学助成について学び、団地を訪ねて署名を集めた取り組みなどを紹介し、「高校生が安心して学べるように、取り組み続けたい」と語りました。
全国各地での街頭署名、全自治体キャラバン、県議会への要請などの様子をスライドで紹介、取り組みを交流しました。