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2015年12月4日(金)

米で銃乱射 14人死亡

2容疑者射殺 大統領、銃規制強化訴え

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 【ワシントン=洞口昇幸】米西部カリフォルニア州サンバーナーディーノ市の障害者支援施設で2日、銃乱射事件が発生し、CNNなど米メディアの報道によると、少なくとも14人が死亡し、17人が負傷しました。警察は銃撃戦で容疑者2人を射殺し、事件に関与したとみられる別の1人を拘束しました。

 同市はロサンゼルスの東約100キロにあり、人口約20万人。同施設は州政府が非営利団体(NPO)に運営を委託する「インランド・リージョナル・センター」で、子どもを含む発達障害者などを支援しています。約670人の職員が働いています。

 射殺された容疑者の男女2人は、殺傷能力の高いライフルや拳銃を持っていたといわれています。捜査当局は、現場で爆発物のようなものも発見されたと発表。犯行の動機については捜査中です。

 同日の米CBSニュースのインタビューでオバマ米大統領は、この銃乱射事件を受けて、米国で銃撃事件が他国では類を見ないほど頻繁に起きていることを非難。「われわれは決して、これがただの普通の出来事の類いだと思ってはいけない」と述べ、米議会に超党派で銃規制強化の法律を制定することを改めて呼び掛けました。

 11月27日にコロラド州で医療施設を狙った銃撃事件が発生したばかり。主な銃乱射事件だけで、6月にはサウスカロライナ州の黒人教会で、10月にはオレゴン州の大学で銃乱射事件が起きる異常事態となっています。

 米紙ワシントン・ポスト(電子版)は、今回の事件を含めて今年起きた米国内の銃乱射事件は355件と報じています。


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