2015年12月4日(金)
暴走止めるのは私たち
全国で「アベ政治を許さない」
国会正門前 澤地さんら
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「アベ政治を許さない」―。3日午後1時、国会正門前をはじめ全国各地でポスターが一斉に掲げられました。「九条の会」呼びかけ人の一人で作家の澤地久枝さんが、毎月3日午後1時に掲げようと提案したもの。スタンディング行動のほか、戦争法廃止の2000万人署名行動、リレートークなどが取り組まれました。
国会正門前には、約100人が集まりました。
澤地さんはあいさつで、戦争法や沖縄の米軍基地問題などにふれ、「安倍政治は、どこまで暴走するか分からない。変えていくのは、一人ひとりの市民だと思います」と呼び掛けました。
東京都北区で年金生活の女性(69)は「許せないのは、臨時国会が開かれていないこと。首相は外遊して外国とは話し合うのに、国民の声は聞こうとしない。次の選挙まで、この悪政は絶対に忘れない」と力を込めました。
正午に着いた同東村山市の男性(71)は「戦争法を廃止するため、参院選へ向け一点でまとまってほしい。野党をまとめるのも市民の力だと思う。粘り強く続けるしかない」と話しました。
「アベ政治を許さない」は、今年の新語・流行語大賞でトップテン入りしました。澤地さんが表彰盾を披露すると、歓声が上がりました。