2015年11月30日(月)
鹿屋に米軍来るな
鹿児島 集会に700人参加
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海上自衛隊鹿屋(かのや)航空基地のある鹿児島県鹿屋市で29日、米軍の訓練移転に反対する「鹿屋に米軍はいらない県民集会」(主催・同実行委員会)が700人の参加で開かれました。
防衛省は「沖縄の基地負担軽減」を口実に“空飛ぶガソリンスタンド”と呼ばれるKC130空中給油機を使用した訓練を鹿屋基地に移転させる計画で、米海兵隊のオスプレイが参加することも明らかになっています。
集会では、基地問題に取り組む「鹿児島に米軍はいらない県民の会」からの報告に続いて2人の市民が訴えました。
滑走路の先に住む男性(67)は「昼夜を問わず、地鳴りのようなごう音とともに飛行機が迫ってくる」との現状を語り、「自衛隊機だけでも大変な迷惑をしている。米軍機が来たらどうなるのか」と発言。男性(18)は、市長が住民説明会も開かないまま訓練の受け入れを表明したことに抗議し、「取り返しがつかない事故が発生する前に(受け入れ表明を)撤回すべきだ」と強調しました。
プログラムの最後に「騒音被害、墜落事故の危険性は想像以上に高まる」として、市長と市議会に抗議する集会決議が拍手で採択されました。
集会後、参加者は「鹿屋に米軍は来るな」「これ以上の騒音はごめんだ」とコールしながら、市役所まで行進しました。